新作情報!

今年の私の作品発売予定日などが固まりつつあります。
以下にまとめてお知らせいたします。

『戦国奇譚 首』(講談社) 6/4発売
戦国関東を舞台に、首にまつわる悲喜劇を網羅した連作短編集
フィルムノワールを思わせる独特の空間構成に、『刑事コロンボ』の切れ味を加えた絶妙のストーリー展開。「短編小説はショットガンの一撃だ」という言葉を裏切らない逸品の数々を、ぜひご賞味あれ。

北条氏照 秀吉に挑んだ義将』PHP文庫 7/2発売
自家薬籠中の分野で、思う存分に筆を揮った芳醇の一品。
戦国時代にワープしたかのような合戦描写と斬新な歴史解釈の連打による、新たな歴史小説の地平を切り開く一作。魂の出し殻のような気合いの入っていない歴史小説が多い中、裂帛の気迫で書き切った焔の長編。全編に漲る熱気を、とことんご堪能あれ。
(『戦国関東血風録』とはまったく違った作品となっています)

『KENZAN 7月号』(講談社) 連載開始 6/10発売
読切り連作短編シリーズ『戦国奇譚 城(武田家編)』(仮題)
連載終了後、六編をまとめた単行本として発売予定。
歴史の闇に消えていったバイプレイヤーたちの秘話を掘り起こし、史実と照らし合わせつつ再構築する極上の逸品集。
「結果がわかっているから面白くない」という歴史小説のジレンマに挑む意欲作。

また、念願の実用書の企画が講談社で通りました。
『戦国武将から学ぶモチベーション開発術(仮題)』
まだ仮決定段階ですが、これも年内には出せそうです。
(写真は、平瀬城で疲れ切る私)