今年の私の作品発売予定日などが固まりつつあります。 以下にまとめてお知らせいたします。『戦国奇譚 首』(講談社) 6/4発売 戦国関東を舞台に、首にまつわる悲喜劇を網羅した連作短編集 フィルムノワールを思わせる独特の空間構成に、『刑事コロンボ』の切…

いよいよ驚異と感動の二日間も最後の一城を残すばかりとなった。 平瀬北本城の見学終了後、本来であれば、平瀬南支城に行くべきであるが、いったん平地に下りてから再登攀というのは、体力的に無理があり、全員合意の下で、「もっと楽な城」に向かうことにな…

一泊二日の小笠原氏城郭群めぐりも、いよいよ大詰めを迎えた。しかし、かなりきつい傾斜の登攀の連続とひどい花粉症で、自分にとり、過去の攻城戦歴の中でも、最もきつい一日となった。まずは、この城の位置関係を見ておこう。 西に流れる犀川とJR篠ノ井線の…

この城には参りました。 山家、埴原も凄かったけど、この城はさらにその上を行く。 何が凄いかと言うと、小笠原流の段曲輪群や竪堀群などの要素を擁しつつ、さらに一歩、進んでいるところが凄い。 何が進んでいるかというと、埴原では未完成の雰囲気を漂わせ…

続いて、桐原城と並ぶ今回のオフの目玉である埴原城だ。 お城仲間からは、「凄い城」という話を幾度となく聞かされ、いつかは巡礼せねばならぬと思っていたが、まさかこれほどとは―。 山家城でびっくりなら、こちらは腰を抜かすほどの凄さだ。 まずは蓮華寺…

山家城登攀で、かなりへたってしまったが、気を取り直して光城へ。 実は、私はクルマの中で寝てしまったので、気づいたら着いていたという感じだった。そのため、この城がいかに高いところにあるか(海抜911m、比高360m)をまったく実感できずに、駐車場に到着…

別名中入城とも呼ばれる山家城は、薄川の流れに沿い、林城と桐原城に挟まれた入山辺谷を、さらに東に進んだ北側の山間部に築かれている。 当初は在地土豪山家氏の城として築かれ、後に、山家氏が小笠原氏に滅ぼされたため、小笠原氏の手が入っているというの…

昨日は、ある役者さんのプロモ撮影会をお手伝いしてきました。 雨が心配されましたが、そも最後の一時間だけで、たいへんいい映像が撮れました。 これは、役者さんの売り込みようプロモを、「幻海」のモチーフを利用して、断片的に撮ったものです。 今回は、…

林小城は、林大城の西南にある別尾根に造られた城である。大城の東北の別尾根にある水番城(未見)とともに、林城の両翼を支える一城別郭という扱いが妥当と思われる。 小城と大城とは、小笠原氏の居館があった大嵩崎(おおつき)集落を間に挟んでいる。東から大…

犬甘城に続いて、二曲輪の直下までクルマを入れられるので、たいへん楽な林大城へ。 確かに、主郭群の直下まで、これだけ効率よく行けるのは、この城の大きな魅力である。この日も、われわれの他に家族連れが来ていた。 この城は、小笠原氏の本拠である。 そ…

総勢九名全員が時間通り10:00に集合し、いよいよ松本平の小笠原氏城郭群オフが始まった。 まずは集合場所の犬甘城。ここは公園化しているが、遺構はきちんと残されている。 当日は桜祭りが何かで、たいへん混雑していたが、何とか駐車場を確保できた。ここは…

気の早いネット書店では、すでに予約が始まっていました。 http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-06-215469-7&Sza_id=MM今回は連作短編です。 この作品とは別に、その後、講談社の『KENZAN』7月号から連載が始まります。 こちらでは、読み切…

日程 4/11(土)〜12(日)訪問した城 4/11 犬甘(いぬかい)、林大、林小、山家(やまべ) 4/12 埴原(はいばら)、桐原、平瀬山、武居ブロローグ 遂に念願の松本平に行くことができました。 まずは、このオフ会を主催していただいた小口様に大感謝。 さて、以前より…

すでに「後北条氏歴史探求会」の方々には、アナウンスしておりますが、下記のような実施要綱です。 参加の方は、探求会加入済みの方は、手順に従ってお申し込み下さい。 未加入の方は、私にメールでも下さい。 - 集合時間：４月２５日（土） １０時集合 集合…