氏照出陣!



 版元のPHP研究所から『北条氏照 秀吉に挑んだ義将』が届きました。
 拙著『戦国関東血風録 北条氏照修羅往道』を含め、すでに何冊か、氏照公を主役に据えた小説は出されていますが、どれも中堅以下の出版社ということで、氏照公も無念の臍(ほぞ)を噛まれていたことと思われます。
しかし、それも終わりました。
 PHP研究所様のお陰で、氏照公もいよいよメジャーデビューを果たすことができたのです。
 小田原で擱いた軍配を、氏照公が再び執ります。
 不肖伊東潤、氏照公の馬の轡(くつわ)を取らせていただくことになり、これほどの栄誉はありません。
 北条家の正義を問うべく、武将ブーム真只中の平成の世に、いよいよ氏照公が駆け入ります!

 ということで、お待たせいたしました。
 書店様に出回るのは、七月になってからと思われますが、いよいよ、私の手元に現物が届きました。
 かなりたいへんな作業だっただけに感無量です。
 これも一重に、皆様方のご支援のお陰です。
 皆様方のお言葉の一つ一つが私の気力を奮い立たせ、パソコンに向かわせてくれたのです。本当にありがとうございました。
 後は、この作品が世に受け入れられることを祈るばかりです。