2009年の戦略


 いよいよ2008年も師走の声が聞こえ始めました。今年一年を振り返ると、作品的には二冊しか出せませんでしたが、様々な準備に充てられたので、まずまずの年でした。そして、来年は、作家としていよいよ勝負の年とする予定です。
 2009年のテーマとしては「読者層の拡大」です。
 第一の作戦は「実用書への進出」です。実はもう脱稿しているのですが、得意のコンサルティング技術と人間洞察力を駆使した実用書を大手版元から出す話が進んでいます。順調に行けば、3月には書店に並ぶ予定です。こちらは、講演でも好評を博している内容なので、たいへん楽しみです。
 第二の作戦は「連載」です。実は大手版元の専門雑誌への連載の話が進んでいます。これも、実際の作品が脱稿してからの話ですが、実現性は高いものです。
 第三の作戦は「文庫への進出」です。これはすでに大手版元の企画が通っており、脱稿期限も決まっているので、プレッシャーがかかっています。現在、半分ほど終わったので、何とか先が見えてきました。
 第四の作戦は「他分野(ファンタジー)への進出」です。「思い切ったな」と思われるかもしれませんが、舞台は戦国時代の東国なので、それほど思い切った転進ではありません。すでに脱稿の上、7回の推敲もすみ、Ready to Goの状態です。この作品は面白いですよ。
 第五の作戦は「短編への進出」です。すでに「疾き雲のごとく」で、短編分野への進出は果たしましたが、今回は大手版元から出すということで、正真正銘の勝負になります。実は、こちらもすでに脱稿しています。おそらく、一気にお読みいただける方が続出することでしょう。
 こうして種を蒔いた後、年の後半は、従来の怒涛の大作路線に回帰します。すでに構想のでき上がっている作品があります。
 2010年には映像化(脚本分野)へ挑戦し、2011年にはいよいよ上洛作戦を開始します。その年は本能寺、2012年には関ヶ原を独自の解釈で取り上げ、直木賞に大手です(大爆)。
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