カーヴド・エアー


1/16の金曜日、コンサートを聴くために川崎のクラブチッタまで、行ってきました。
カーヴド・エアというのは、イギリスのプログレバンドで、知る人ぞ知るという存在なので、興味のない方には一生涯、まったく関係ない音楽ですが、私のようなマニアには貴重なバンドの一つであり、記念すべき初来日講演でした。

カーヴド・エアーは、いかにもブリテイッシュ然とした内省的で叙情味溢れる音作り、さらに、ほどよくアヴァンギャルドなテイストを持ち合わせたバンドなのですが、特徴は女性ボーリストとバイオリンが主役となっている点です。
おそらく、これだけバイオリンがフィーチャーされたバンドも、当時はなかったと思われますので、とても新鮮だったでしょうね。
PFMなど、イタリアのプログレバンドに与えた影響も大きかったと思います。

コンサートは、オープニングからバイオリンのハイテクインスト曲をかましてから、ボーカルは二曲目で登場。
当時から、<お水系>の美女として名を馳せたソーニャ・クリスティーナですが、今は体重90kgの巨体となっていました。
それでも、歌は実にうまい。
ステージを舞うようなアクションも堂に入っています。
当時は、スケスケのかなり過激な衣装を着ていたようですが、今はね(笑)。
とはいうものの、単なる<女性ボーカル>ではなく、生ギターを爪弾くところなど、彼女自身が音楽を愛していることがひしひしと伝わってきました。
音程が不安定な部分も見られた若い頃より、確実にレベルアップしています。
またギターは、ゲストの若手なのですが、バッキングアレンジが細かくなされており、楽しめました。
問題は、ギター、ドラム、ベース、バイオリンがそれぞれ、一回づつミスったことですね。
それと、一時間半というのはあまりに短かすぎ。

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