「キヤノン スペシャルライブイベント The HD Digital Workflow 2009」ご報告


昨日、首記イベントに行ってきました。
http://cweb.canon.jp/prodv/workflow2009/index.html
結局、構成の都合上、私の書いたナレーションはなくなりましたが、素晴らしい映像に圧倒されました。技術の進歩は日進月歩ですね。
「日本のフェルメール貫井監督の、最新機材を駆使した魔術師のごとき映像美は、さらに磨きがかかり、「どうすれば、光をこういう形で映像化できるのか」、「どうすれば、海と緑のコントラストがこうまで鮮やかなのか」、「どうすれば、ここまで迫力ある殺陣シーンが撮れるのか」、驚きの連続でした。
皆さんは常識的に、映画監督やスタッフの技術は、東宝などのメジャー系の大作映画を扱う方々の方が、上だとお考えでしょう。ところが時代は、その定理を否定してしまったのです。間違いなく、一部、インディーズ系映像作家の方が上なのです。

かつてハリウッドは、ドリス・デイロック・ハドソンのようなスターのラブコメばかり作っていました。
そのハリウッド王国が一夜にして瓦解しました。
デニス・ホッパーピーター・フォンダという若者によって仕掛けられたその爆弾は、『イージーライダー』と呼ばれました。
いつの日か、軟弱なお涙頂戴映画ばかりのどこかの国の映画界にも、貫井監督たちと爆弾を仕掛けることが私の夢です。
おそらく、あまり遠くない将来、直木賞を取るよりも前に(笑)、その夢は実現することでしょう。