前川先生の新作『決戦!八王子城』、遂に発売!



 日曜日は、久しぶりの相武御附会のオフ会で、サントリー美術館で開催されている「天地人」展に行ってきました。
http://www.suntory.co.jp/sma/
 初めて、防衛庁跡地にできた東京ミッドタウンに行ったのですが、こんなに広いとは思いませんでした。
 今回の展示は、大河にあやかったそのタイトルからして引けてしまうのですが、実際は、大河ドラマに関係のない展示が多く、見所満載でした。特に、なかなか東北や越後の博物館に行けない身にとっては、初見の逸物がほとんどでした。
 ご興味のある方は、入場料は割引で1000円ですし、ぜひ行ってみて下さい。

 さて、八王子城研究の泰斗である前川實先生の新作『決戦! 八王子城』が、揺籃社より発売されました。
http://www.simizukobo.com/toshoshitu/youran_moku/yo-0909.html
 早速、一冊いただいたのですが、充実した内容に驚きました。
 先生の研究の集大成といった感があります。
 出版社の意向で、今回は、副題で「直江兼続の見た名城の最期と北条氏照」とありますが、版元の販促上の意向らしいので、あまり気にしないで下さい(笑)。内容は、ほとんどが氏照と八王子合戦のことです。
 七月発売の拙著『北条氏照 秀吉に挑んだ義将』と併せてお読みいただければ、より一層、氏照の事跡と八王子合戦が理解できると思います。
 
 写真は、『決戦! 八王子城』、そして、かつて氏綱公が江戸城を奪取した際、首実検を行ったという赤坂見付の一ツ木通りで撮影した『首』です。